福寿草 camera:canon5DⅡ レンズ:タムロン マクロレンズ SP AF90mmF/2.8
仰烏帽子山
熊本県球磨郡五木村、山江村、相良村の境界にある仰烏帽子(のけぼうし)山、標高1302m
市房山、白髪岳と並ぶ球磨三名山の1つです。
仰烏帽子の読み方ですが、一般的に「のけえぼし」と呼ばれています。地元では「のけぼし」と呼ばれてるそうですが、五木村の観光パンフレットには「のけぼうし」と記載してあります。どの読み方が正解なんでしょう?私は観光パンフレットに記載してある通りの「のけぼうし」と読んでます。
1月の下旬ごろから3月の上旬ごろまで福寿草が楽しめ、4月~5月にかけてヤマシャクヤクが咲き誇ります。
駐車場から仰烏帽子山へ向かう登山道は杉林の中を登って行きますが、途中から自然林の中を歩いて行きます。自然林の中にはカルスト地形で良く見られる石灰岩が姿を現します。
仰烏帽子山は大部分が石灰岩質で、皆さんが良く知る福寿草の群生地にある「仏石」、あれも大きな石灰岩の露頭ですね・・・。
福寿草 camera:canon5DⅡ レンズ:タムロン マクロレンズ SP AF90mmF/2.8
福寿草は
福寿草、日本では北海道から九州にかけて分布し山林に生育します。
花期は初春で3㎝から4㎝の花を咲かせます。
初めは茎が伸びず、包に包まれた短い茎の上に花を咲かせます。
次第に茎や葉が伸び、いくつかの花を咲かせます。
花弁を使って日光を花の中心へ集め、その熱で虫を誘引します。
その為、日光が当たると花が開き、日が掛けると花が閉じます。
夏になると地上の部分が枯れてます。
春に花を咲かせ、夏まで光合成を行い、春までは地下で過ごす、典型的なスプリング・エフェメラル(春の妖精)です。福寿草は春を告げる花の代表で、元日草(がんじつそう)や朔日草(ついたちそう)の別名を持ちます。
福寿草と言う和名もまた新年を祝う意味があります。wikipediaより一部引用
福寿草 camera:canon5DⅡ レンズ:タムロン マクロレンズ SP AF90mmF/2.8
仰烏帽子山へのアクセス
人吉市からフルーティーロード(国道445号線)を北上・・・五木村方面へ向かいます。
目的地として道の駅「子守唄の里五木」を目指して下さい。車で約40分~45分ほど走ります。
道の駅から北側に見える橋、頭地(とうぢ)大橋を渡り県道25号線を八代方面へ ・・・
約2.5kmほど走り、小さな橋を左折します。元井谷より仰烏帽子山登山口方面へ林道を上って行きます。車で15~20分ほど走ると仰烏帽子山第1登山道入口が見えて来ます。豪雨災害の爪痕が酷く残ってる感じがします。以前来た時より登山道入り口の様子が変わってました。
さらに10分ほど進んで行くと第2登山道入り口の駐車場(約20台ほど駐車可能)が見えて来ます。登山口(駐車場)までは一気に標高を上ってきます。舗装はされていますが、傷んだ箇所が多くて穴ぼこや段差が目立ちます。穴ぼこで車を傷付けて仕舞いかねませんので車の運転には十分気をつけて下さい。登山道ですが、福寿草の群生地や仏石へは第2登山口から登られた方が楽に登れるので、私は第2登山口から登る事をお勧めします。いや、山を登山を楽しむんだ!とおっしゃる方は第1登山口からどうぞ・・・o(^-^)o
『Googleマップをご覧ください』
福寿草 camera:canon5DⅡ レンズ:タムロン マクロレンズ SP AF90mmF/2.8
撮影エピソード
私事ですが、仰烏帽子山を訪れたのは2011年の3月に福寿草の撮影に行ったきり、福寿草との対面は実に6年ぶりでした(^^ゞ
2012年7月の豪雨災害で仰烏帽子山への登山道が通行止めになってしまい、確か2~3年ほど通行止めが続いたと思います。去年(2016年)の春に撮影に行こうと計画を立ててたのですが体調不良で半年程撮影全般を断念しました。
今年は2月の19日と27日の2週続けて撮影に行き、幸いに天候に恵まれ日光を浴びて元気に開花する福寿草を撮影する事が出来ました。
19日はコンパクトデジカメ(キャノンパワーショットG1X)を使って蕾から開花した所までのTime Lapse動画を作る為に1100枚ほどインターバル撮影をしました。
普段は微速度撮影は一眼レフデジカメを使うのですが、今回はあえてコンデジを使いました。
しかし、操作ミスでピントがあまく残念ながら失敗してしまいました・・・(^^ゞ
折角の撮影が失敗して悔しかったので、27日に再び仰烏帽子山へ登り、再度撮影して何とか動画にする事が出来ました
YouTubeで福寿草のTime Lapse動画をご覧頂けます。
福寿草の群生地では当然ですが足下の花を踏まないように十分気を付けて撮影します。
また、福寿草を保護する為に登山道にロープが張ってあります。
このロープの中に決して入ってはいけません(子供でも解る事です)
しかし残念ですが、ロープの中には行って撮影するカメラマンがいるんですね
今回、このような看板が新たに設置してありました。
福寿草 camera:canon5DⅡ レンズ:タムロン マクロレンズ SP AF90mmF/2.8
福寿草 camera:canon5DⅡ レンズ:タムロン マクロレンズ SP AF90mmF/2.8
福寿草 camera:canon5DⅡ レンズ:タムロン マクロレンズ SP AF90mmF/2.8
最後に・・・
撮影を終えて、今年は久しぶりに綺麗な福寿草に出会う事が出来て満足の遠征でした。
今回気になった事ですが立ち入り禁止の看板が目立った事です。
立ち入り禁止のロープの中に決して入ることの無いように、しっかりマナーを守って撮影しましょう。
来年もまた綺麗な福寿草を見に仰烏帽子山へ行きたいですね・・・o(^-^)o